初一 3日目〜

126()】 雨時々曇り

朝は7時に起きて朝食へ。
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昨日よりも早かったので、料理の種類が多いみたい。
でも、タマゴ係のおじさんは、本当にヘタクソ。(笑)
昨日の目玉焼きも、原形をとどめていないのがほとんどだったし、
今日のオムレツも微妙な仕上がり。
きっともう何年もやってるのに、一向にうまくならないんだろうな……
普通はもう少し上達するものなんだけど……

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今日は、そのオムレツをパンにはさんで
サンドイッチを作って食べました。
かなり具沢山でしょ?

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フロントに下りてくると、「恭喜發財」の文字が!
そしてカウンターに置かれたキャンディの数々。
おお!
こういうところで新年を感じます。
ちなみに、大陸では旧暦の正月を祝うとき、
「過年好!」とか「過年快楽!」と言、、
「新年」という言葉は新暦のときに使うんだけど、
台湾では旧暦の年末に
「新年快楽!(新年を楽しく過ごせますように!)」
と言い、年が明けたら
「恭喜發財!(おめでとう! お金持ちになれますように! )」
と言うんですって。
同じ中国語を話す国だけど、習慣はやっぱり違う〜

今日は、故宮博物院に行くので、
MRT
の雙連駅まで歩きます。
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街に出てみると、そこかしこに爆竹のあとが!
お年玉袋も散乱してました。(笑)

こちらはバイクのナンバープレート。
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「台湾省」となっているものと「台北市」となっているものがあります。
大陸の人たちは、これを見て、
「何だ、自分たちで台湾省って言ってるじゃないか」
って思うらしい。(^^;)

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こちらはスタバの入り口の飾りです。
ちゃんとお正月してました。(笑)

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お菓子屋さんで売られていた年

正月のお持ちです。
甘いらしい。(私はいまだに食べたことがない)

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バスの行き先表示のところにも牛の絵と「恭喜發財」の文字が出てました。
お祝いムード一色です。
街中は静か。
午前中はみんな家でのんびり過ごすらしい。

駅の近くの病院には救急車が停まってました。
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あら、かわいい。(笑)
意外と小さい救急車でした。

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MRT
に乗って、士林まで行きます。
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これが切符となるトークン。
私はお土産に1枚買って帰っちゃいました。
#
悠遊
を持っているから、本当はトークンは不要なの。

士林に着いてみると、故宮博物院までのバスが見つからない!
「どうする?」「タクシーにする?」「二人だしね」
ってことで、タクシーに乗っちゃいました。
見たか! 円高の力を! (威張ることではない)

故宮博物院といえば、北京の故宮(紫禁城)から
蒋介石が価値あるものを持ち出したものが収蔵されていることで有名です。
どうしてもここに一度来たかった!
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どんなお宝があるんでしょう?
楽しみ〜
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入口のところでは、法輪功の信者たちが修行してました。
エンちゃんも法輪功の信者のおばさんにしつこく話しかけられて
洗脳されそうになってました。(笑)
私は中国語が分からないふりをして、とっとと離れました。
ゴメンよ〜 (^^;)

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あちこちで見かけるのが牛のオブジェ。
そして「牛轉乾坤」の文字。
轉乾坤(転地をひっくり返して大きな変革を行う)」
という言葉をもじっていて(「
」と「牛」の発音が似ている)、
「牛年の力で大きな変化をもたらす」って意味で使っているようです。
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こんな牛がいたりとか。
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こっちの牛はホントに回してます。(笑)
#
「轉」は「転」の繁体字ね。

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故宮らしいのはこれかな〜
これ、ゴミ箱です。
こういうの、家にも1つ欲しいわ〜

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あっちの建物は行政ビルらしい。

本館の中に入ると、ちょうど京劇の1シーンを演じていました。
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にぎやかな音が、新年の雰囲気にぴったり。
しかし、人が多いな……
春節にこんなところに来る人はあまりいないと思っていたのに、
すっかり当てが外れた……
中には上海からの団体客も!
もう、そんな時代になったのか〜

さあ、頑張って故宮博物院のお宝を拝見しますよ!
#
館内は、写真撮影不可。
#
以前はOKだったんだけど、4年位前からダメになったんだって。
まずは3階へ。
古い時代のものから順に見ていく。
西安の陝西省歴史博物館で見たのと似たようなものが
ずらりと並んでいる。
土器、銅器、鉄器。
形は簡略なものから徐々に精巧な細工のものへ。
1
1つじっくり見ていると、あっという間に時間が経ってしまう。
普通のツアーだと、これを1時間半とか2時間で見ちゃうの?
無理、無理!
ようやく1フロア見終わって、2階に降りてくる。
ここのメインはやっぱり翡翠の白菜と天然石の肉形石でしょう。
現地の人たちも
「白菜は見たかい?」
「見た見た!」
「肉は見たか?」
「まだだ! どこにあるんだ?」
2階の白菜と同じところにあったぞ!」
なんて会話をしていて、思わず下を向いて笑っちゃった。
その、問題の白菜と肉。
いや〜、中国人は白菜が好きだよね。
#
「白菜」と「發財」の発音が似てるから。
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(購入したカタログに載っていた写真です)
思っていたよりも濃いグリーンで、
翡翠の色をうまく使った置物になっていました。
でも、思っていたより小さかった。
白菜というより、白菜の漬物みたい。(笑)
肉の方も、てっきりバスケットボールくらいの大きさだと思っていたら、
5cm
角くらいで、まさに角煮の形そのもの!
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(購入したカタログに載っていた写真です)
毛穴までちゃんとあって、脂がたれてくる様はシズル感たっぷり。
いや〜、いいものを見せてもらいました。
でも……なんで肉??? (@@;)

このあたりでちょっと疲れてきたので、休憩。
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2
階のカフェでようやく腰をおろしました。
時間は?
え?
もう13時?
ここに来てすでに2時間半?
まだ半分しか見てないんですけど。(笑)
ちょっと休憩してから、大急ぎでまた見学に戻りました。
今度は1階に降りて、絵巻物を見学。
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(購入したカタログに載っていた写真です)
これがよかった!
非常に面白かった!
昔の正月の様子や、北京の町並み、
人々暮らしを描いた物が長い巻物になっていて、
いくら見ても見飽きない。
「これこれ、ここ北京の王府井じゃない?」とか、
「こっちの人が遊んでるのって、コマ?」とか、
エンちゃんと情報交換しながら見ていきました。
これは常設展ではなくて、正月の特別展だったので、
今度行ったときには無いかもね。
その他には、昔の印刷用版木なども展示してあって、
中国の古典が専門の私にはかなり興味深かったです。
#
西安に行ったときも石経(石に彫られた「論語」等の経書)に感動しました。
#
学生時代に知識として教わったもののホンモノが目の前にあるんだも〜ん。
そんなこんなで気付けば、すでに16時。
うわ〜、もうこんな時間?
ここは2日いても飽きないね。
とりあえずお土産を物色しに、地下に降りる。
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やっぱりあった!
白菜のぬいぐるみ。(笑)
買わなかったけどね。
私はここでカタログなどの書籍をいろいろ買い、
気付けば2万円くらい使ってました。(≧∇≦)
日本円のレートがよかったので(1万円→3660元くらい)、
日本円で支払っちゃいました。
いや〜、面白かったわ〜

結局、途中でコーヒーを1杯飲んだだけだったし、
買い物をして荷物が重くなったので、
タクシーで迪化街まで行くことにしました。
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途中、忠烈祠を通ったので、車内観光。(笑)

ちょっと暗くなりかけた頃、迪化街に着きました。
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霞海城隍廟は、赤い糸の伝説で有名。
良縁を求めてやってくる若い女の子で賑わっています。
が!
すでに権利の無いエンちゃんは素通り。(笑)
縁結びにはとくに興味の無い私ですが、
何があるか分からないので一応覗いておくことにしました。
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う〜ん、真剣に祈ってる〜
私も祈っておくべきか??? (笑)

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その後、乾物やお茶を探して回りました。
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カラスミ。
もちろん買いました。
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ナッツ類。
もちろん買いました。(笑)
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花茶。
もちろんかいましたともっっ (≧∇≦)
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アメちゃん。
買ったよ。
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めっさオッサレ〜な金華ハム。
買ってない。(笑)

ちょっと小腹がへったので、その辺にあった屋台に立ち寄りました。
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カツオの汁ビーフン。
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すごーく魚介のダシがきいていて、
一緒においてあったラー油にも小魚が入っていたりして、
海の味たっぷりでした。
これが20元ってことは、60円弱?
安っ!
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臭豆腐の屋台もありました。
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私たちが食べたのは猪血

豚の血の入った餅みたいなもの。
周りに落花生の粉がまぶしてあります。
血の味はあんまりしない。
特別おいしい、って感じではありませんでした。(笑)

ここで、一旦ホテルに戻りました。
山のように買った物が重くて重くて……
当然のようにタクシーを使いました。
そして、荷物も軽く、心も軽くなったら、
地元のスーパーまでおでかけです。
そう、怒涛の買い物タイムです!
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中山駅に程近いストリート。
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並ぶ屋台を横目に、「頂好」スーパーへ。
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キティちゃんの正月飾り。
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山積みの「アタック」。(笑)
その他日用雑貨に食料品、見てるだけでも楽しいわ〜
これを買うとなったら、もっと楽しいわ〜 (笑)
気付いたら両手いっぱいの荷物になってました。
ちゃんとスーツケースに入るのか?
大丈夫か?
非常に心配です。。。

ホテルに荷物を置いて、近くのお店で晩ご飯。
今日は朝ご飯のあと、コーヒー1杯と、
屋台の汁ビーフンに猪血
しか食べてないから
お腹ペコペコ!
あてにしていた
鬚張(ヒゲ張)はすでに閉店。
正月だから短縮営業していました。
エンちゃんと二人で
「ナマイキーーーッ!」
「魯肉飯くら食べさせろーーーっ!」
と言いながら、隣にあった店に入りました。
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こちらもすでに閉店準備をしてましたが、
「魯肉飯だけ食べさせてー」と頼んだところ、
中に入れてくれました。
迷惑な客でゴメン。(笑)
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早速魯肉飯を注文。
大が30元、小が20元。
もちろん「大」でしょー!
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来たーーー!
とろとろの豚肉がかかってます。
食べようとしたら、米粉湯(ビーフン入りスープ)をサービスしてくれました。
ありがとーーーー!
すきっ腹に魯肉飯は、最高にウマカッタです!
あとでエンちゃんは
「お腹がすいてる上に、閉店間際に店に入れてくれて、
さらにスープまでサービスしてくれたから、3倍おいしかったよね」
と言ってました。
まあ、その通りでしょう。(笑)

ということで、今日は買い物三昧の1日でした。


旅行中につけていた日記に加筆修正しました。
文中の中国語・地名・固有名詞等の漢字は
  可能な限り、台湾で使用されている繁体字を使用しました。

 

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