生きてきた証

 

哈爾浜では2つの博物館に行きました。

まずは黒龍江省博物館。ここでは恐竜の時代から現在の人間が生きている時代まで、化石と剥製を用いて進化の過程を紹介しています。日本でもこうかいされた恐竜の化石は人間の小ささを教えてくれるのです。恐竜の卵はダチョウの卵と同じくらいの大きさでした。こんな卵から生まれてくるんですね。

次に行ったのが黒龍江省民族博物館。こちらは黒龍江省に多い少数民族の歴史と文化を紹介した博物館です。文廟(孔子廟)の中の建物がそのまま博物館になっています。孔子の生きてきた道を説くすぐその横には、様々な少数民族の暮らしが息づいていました。

元々の予定では侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館と東北烈士記念館も訪問することになっていたのですが、8月4日の雨で予定がすっかり狂ってしまいました。第七三一部隊罪証陳列館は町全体に広がっているので、まわるだけで半日かかるのです。また、東北烈士記念館は現在改装中ということで覗いてみただけでした。

それでも、中国の人々がどうやって生きてきたのか、今の中国がある理由を少しだけわかることができたようです。

 

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黒龍江省博物館の恐竜


恐竜の卵はダチョウの卵と同じくらいの大きさ


文廟(孔子廟)の正門は閉じられたまま


科挙で1位になった人しか渡ることのできない橋


黒龍江省民族博物館は文廟の中


文革時代の農村をイメージした店の内部

 

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