上海の窓

 

日本を飛び立って3時間。たった3時間で上海に着いてしまう。今回はJALのツアー(航空券とホテルのみのフリーツアー。こういうのって自分でチケットを取りに行ったり、ホテルを予約したり、リコンファームをしたりする必要がないので便利ですよね)を利用したので往路だけはビジネスクラスに乗ることができた。たかが3時間とはいえ、ビジネスクラスとエコノミークラスでは天国と地獄。ゆっくり手足を伸ばせるシートはありがたいもの。(でも、できれば復路の方でビジネスクラスに乗りたかった・・・)日本との時差は1時間。私たちは日本を10:10に出発したので上海には12:10に到着予定だった。でも、飛行機が遅れるのはいつものこと、今回は12:30に上海虹橋空港に降り立ったのであった。

上海は、何故か霧雨。真っ白な霧で視界はほとんど効かない。着陸可能になるまで20分くらいは上空を飛んでいたようである。飛行機を降りれば、検疫と税関。そこはもう中国。日本語も英語も通じない。頼りになるのは私の拙い中国語だけ。そういう世界である。

荷物を受け取り、外に出ると、旅行社のガイドたちが一斉に名前を書いた紙を高く掲げる。私たちもホテルまでの送迎がついていたので、とりあえずガイドさんを探すことにした。そのまま車に乗ってホテルまで直行。窓から見た景色。それは去年とほとんど同じで、それでいてどこか違っていた。去年通った高架はそのままだった。途中の家並みもそのままあった。去年は工事中だったスタジアムが完成していた。街行く人の服装も去年とはどこか違うようだった。

ホテルに着き、私の友人(通称どらちゃん)との再会を果たし、街に一歩踏み出したとき、最初に感じた違いが実際のものであったとはっきりわかったのである。

 

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