買い物ブギー 〜7日目〜

いよいよ北京に到着。実はこれが6年ぶりの北京なのだ。駅に着く1時間も前から、ぼーっと車窓を眺めていたら、なんだかとっても懐かしくなってしまった。

駅に着き、タクシーを拾ってホテルへ直行。荷物をおいて早速街に出かけた。とにかく久しぶりの北京、何もかもが懐かしくて珍しくて、歩き回りたかった。そうは言っても、(荷物を増やさないために)ここまで全く買い物をせずに来たので、おみやげも買わねばならない。この日1日は買い物をメインに過ごすことにした。

琉璃廠ではお茶を買い、印鑑を作り、西単では新しくできた大きな書店で持ちきれないほどの本を買った。琉璃廠はそれほど変わっていなかったけれど、昔はちょっとさびれた感じだった西単がすっかり都会に変わっていた。大きなデパートはできたし、携帯電話の店は繁盛しているし、本屋もかなりの品揃えだった。「座り読み(立ち読みじゃないの?)禁止」とかかれているにも関わらず、子供たちは絵本のコーナーに群がり、床にぺったりと座り込んで本を読んでいた。中にはカゴいっぱいの本を買う母親の姿もあって、ちょっとビックリ。

その後、地下鉄で王府井に移動し、さらにその変貌に驚いた。道路が広くなったのももちろんだが、途中から歩行者天国ができていて、「ここは上海? 銀座?」と迷ってしまうほど。ちょっとしたショックを抱えながら、金魚胡同のそばにある夜市に行った。ここもすっかり変わっていて、どこも同じものを同じ値段で売っていた。衛生的にはなったけど、昔の面白さはなくなった。それでも、担々麺だの羊肉串だのを食べ歩いた。

[教訓]
胃袋は丈夫なのが一番だ。ここでしか食べられないものを食べよう。
街の中を歩くなら、いろいろな交通手段をうまく使おう。

 

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北京西駅。
左が乗ってきた列車。


中国の駅のホームには
不思議なことにタクシーの客引きがいたりする。


胡同。
こういうところで北京の人は暮らしている。


この門をくぐると……
中ではどんな生活が待っているんだろう。


西単。
なんだかすっかり変わっちゃって……


地下鉄1号線。
環状線も健在です。


王府井の夜市。
なんだか甘そうなデザートが。


夜市には外国人の姿も。
あ、私も外国人だ。


これはおでんのように
煮込んで食べるようです。


屋台の担々麺。
おいしいけど、麺にコシがないね。

 

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