のんびり上海

旅行中は本当に精力的に歩き回った私ですが、朝から晩までずっと活動していたわけではありません。朝はのんびりとホテルの周りを散歩したり、公園の中でぼーっとしたり。そうやってバランスをとっていました。
上海の若者たちは本当に活動的で、人でいっぱいの南京路を自由に歩き回っていたし、あちこちでジュースや串焼きを買って食べ歩いていたし、茶髪にルーズソックスの女子高生風の女の子も見かけました。時代の先端を闊歩し、世界との接触地点であることを感じさせるような若者文化には共感を感じました。それに反して老人たちは家の周りを散歩したり、公園で太極拳をしたり、麻雀を楽しんだりと、他の人との交流をゆったりと楽しんでいるようでした。どちらかといえば老人たちの時間はゆっくりと流れ、いつまでも古き良き時代の上海を生きているようで、これはこれでまた共感を覚えました。この2つのものがより合わさっているところが上海なのでしょう。
今回の旅は全くの一人旅、完全な自由行動だったので、自分のペースで歩きました。ほぼ1日中歩いていたといっても過言ではないでしょう。ただ、街中を歩き回っていれば疲れるし、本を両手いっぱいに買えばホテルに一度帰りたくなるし…… そんなとき、私を癒してくれるのが1杯のコーヒーでした。街中のスターバックスでアメリカンを飲んだり、ホテルでインスタントのコーヒーをドリップしたり。体と頭と心を休めてくれる1杯。このコーヒーが私には命の水でした。

 

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豫園の九曲橋。朝はここでも老人が太極拳を!


人民公園に集まって太極拳をする老人達。


おばちゃん達は太極拳ではなく、踊りを踊る。


朝のこんな風景もいつまで見られることやら……

 

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