OLD SHANGHAI!

久しぶりに来た上海。今回が3回目。
それにしても、どうしてこんなに何度も来てしまうんだろう? 来たくなるんだろう? そんな不思議な街、上海。
上海はいろいろな姿を見せてくれる不思議なところ。
上海は現在、古い住宅を壊し、新しい建物を建てている真っ最中。あちこちにゴミが散らばり、取り壊された建物の残骸がわずかに昔の面影をとどめるだけ。それでも、まだまだ人々の暮らす「生活のにおい」とでもいうべきものが、あちこちに残っていました。狭い家(上海は住宅難)の玄関前で野菜を洗うおばあさん、朝食のために粥を煮るおばちゃん、街角で小吃(肉まんなどのスナック類)を売る夫婦……ここで暮らしていたわけでもないのに、なぜか懐かしい感覚を思い起こさせるものがたくさんあるのです。
「里弄」と呼ばれる狭い小道を歩いていたら、朝食後の散歩とばかりに犬を連れて歩いているおばあちゃんに出会いました。白い犬の名前はメイニー。メイニーは私のことが気に入った様子。しきりに尾を振っています。そばにいた物売りのおばちゃんが、「あんたの家にも犬がいるの?」と聞くので、「ううん、家にいるのはハムスター。ハムスターって知ってる?」と答えると、「ああ、ハムスターね。知ってるよ」とおばちゃん。こんな小さなことから会話が始まる。それが旅の楽しみの1つだと思うのです。

 

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庶民の生活の場所。里弄(リィロン)。


この奥にはたくさんの人々が住む住宅が。


今日の夕食は鶏料理?


再開発のためにあちこちが取り壊されています。

 

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