一路西安
〜1日目〜
朝、4:50に目覚ましがなった。いよいよ西安である。一緒に行くエンちゃんと「じゃあ、5時にお互い、モーニングコールしようね」と約束していたので、5時になるのを待って、電話してみる。どうやらエンちゃんはまだまだ夢の中だったらしい。うん、モーニングコールして、よかった。 これから3日間泊まるホテルは、西安の西門に程近い「古都新世界大酒店」。そこで、ホテルに入る前に「シルクロードの起点」と言われる場所に行き、ここから旅立っていった人々の石像が並ぶ場所に立った。以前、ここを発った人々ははるか西方に思いを馳せながら歩いたのであろうが、私たちが西を向くと、そこには大きなガソリンスタンドが! 昔は馬でしかできなかった旅も、今やガソリン必須の車でできる時代になったのだなあ、と感無量。 ホテルには18時に着き、一旦部屋に入り、荷物を確認してから、夕食へと出かけることになった。本日の夕食は東方大酒店。西安市旅遊局の歓迎を挨拶を受け、本日の宴会がスタート。そういえば、私が中国に行くときは、いつも一人で、こんなにぎやかな食事というのは久しぶりである。次から次へと出てくる食事を平らげながら、同じテーブルについた人たちと、会話を交わす。うーん、まだまだお互いに距離があるって感じ。たまたま、今日が誕生日というメンバーがいたので、バースデーケーキがふるまわれた。ケーキはまあ、アレだったけど(ようするに、おいしくないってことね)、料理はわりとおいしかったので、この分なら滞在中の食事については心配ないかもね。 食事を終えてホテルへと帰る途中、西大街でバスを降ろしてもらい、エンちゃんと二人、ぶらぶらしてマッサージの店を探した。ホテルの足底マッサージは1時間20分で3000円、ツアーで連れて行ってくれる足底マッサージは160元(約2100円)なので、いいところはないかなあ、と探したわけだ。すると、鐘楼のそばで足底マッサージを70分50元(約650円)でやってくれるというところを見つけた。麗晶酒店内にあるマッサージ店なので、まあ安心だろうということで、私は足底を、エンちゃんは全身をマッサージしてもらうことにした。だらだらしているうちにマッサージは終了。いや〜、気持ちよかったので、途中で意識が飛んじゃいました。だって、朝は早かったし、昨夜もあんまり寝てないし。眠気をおさえていても、やっぱりまぶたは下がってくる。それでも、ぼんやりしながらホテルに帰り(タクシーは初乗り5元、深夜料金は6元)、翌日の用意をしてからベッドに入った。すでにエンちゃんはぐっすり寝ている。とりあえず乾燥甚だしいホテルの部屋に潤いをもたらすために、部屋中に水を撒き、浴槽にも水を張っておくのは忘れなかった。 時すでに24時。おやすみ。 (旅行中につけていた日記に加筆・修正したものです。なお、タイトルの「一路西安」は“一路平安=「よい旅を!」「道中ご無事で!」”をもじったものです) |
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成田空港は大混雑。 ツリーの向こうに長蛇の列が見える。 |
機上から見える富士山。 うーん、日本ですね。 |
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眼下に見えるのは黄土高原付近。 このあたりはもっともも貧しい地域らしい。 |
間もなく着陸。 中央左側に名もない古墳が見える。 |
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漢の陽陵を眺める。 夕日が沈んでいく。 |
陳列館に並べられた兵馬俑。 秦代のものより小さい。 |
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河に沈む夕日。 西安は明日もきっと晴れる。 |
シルクロードの起点に立つ群像。 先頭に玄奘法師がいる。 |
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堀を渡って城内に入る。 間もなく夜の帳が下りる。 明日からはハードな観光三昧。 |
ホテルはクリスマスの装い。 |
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西安名物の桶子鶏。 皮がパリパリしておいしい。 悲しそうな眼がポイント。 |
市街南部にある鐘楼もライトアップ。 |
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